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2012.05.18 星に願いを
昨日、‘おもしろクラシック講座’が始まる時に受付をしていたら、
「初めて参加します」と言って、Pさんが入ってこられたので、びっくりしました。
20年ぶりぐらいの再会です。

「まあ! Pさんじゃありませんか!
 お久しぶりです。 長らくお会いしていませんでしたね。
 いかがお過ごしでしたか?
 またお会いできてうれしいです。」

講座が始まる直前だったので、少ししか話せませんでしたが、
思いがけず懐かしい人にお会いできたので、うれしくなりました。

それから、ご一緒に90分の講座を楽しみました。
グリーグとシューマンの それぞれのピアノ協奏曲をたっぷり堪能。
鍵盤屋コーナーは「ソルヴェーグの歌」。
どの曲も、ときおり頷きながら、熱心に聴いていてくださいました。

帰り際に、Pさんから、さらに思いがけないリクエストが。
「ピアノ始めたいんですけど、レッスンお願いできますか?」
「まあ! 私のような者でもよろしかったら 喜んでさせていただきます!」

そして、きょう、第1回レッスンということで、早速 訪問させていただきました。

「わざわざ訪問してもらってごめんなさいね。
 まだ外出はちょっと大変なので。
 しばらく病気をしていたんです。
 闘病で、一時は本当に大変でした。
 でもだいぶん元気になりました。
 それで、ピアノを始めたくなったの。
 真っ先に弾きたい曲は、“ When You Wish Upon A Star  ”」

英語の先生をしておられた彼女は、さすがに発音が美しく、
ネイティブのように早口で滑らかにその題名を話されたせいで、
私はとっさに何のことか分かりませんでした。
“ We Wish You A Merry Christmas ” かしらと思って、
ちょっとそのメロディーをくちずさんでみましたが、彼女は無反応。
やはり私の聞き間違い。

「あの、もしかして それは、日本語では『星に願いを』と呼ばれている曲のことですか?」
「ああ、そうとも言いますね。
 私はこの曲を、英語で歌いたいの。ピアノの弾き語りで」
「なるほど。それはステキですね」
「歌が始まる前の、verse(語りのような叙唱)から歌いたいの。
 この部分の歌詞があるからこそ、この曲は光ってるんだと思うの。
 星に祈ることができるの」

そうだったんですか。
「星に願いを」に叙唱部分があったとは、知りませんでした。
そっと小声で歌ってくれた、その彼女の真っ直ぐな願いが伝わってくる歌い方に、心が動かされました。

「わかりました。
 来週までに、Pさんにピッタリな雰囲気の弾き語り用の楽譜を作ってきましょう。
 Pさんの想いがたっぷり詰まった歌声とピアノ、聴かせていただく日が楽しみです」

  When a star is born
  They possess a gift or two
  One of them is this
  They have the power to make a wish come true

  When you wish upon a star
  Makes no difference who you are
  Anything your heart desires
  Will come to you

                                   words by NED WASHINGTON


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