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Uさん(高1)が、4箇月ぶりに登場。
受験勉強の日々が終わって、また楽しい レッスン ライフの再開です。

「きょうは、これと言って、練習してきてないんですけど…。
 なにか音楽の話、いろいろ聞きたくて…」
「おまかせください!
 そんな君に、新しい楽譜をお渡ししましょう♪」

吉松隆作曲『プレイアデス舞曲集Ⅳ』 より 「小さな春への前奏曲」。

ああ、なんという美しい音楽でしょう。
繊細で、優しくて、切なくて、穏やかで、柔らかで、感傷的で、印象派的で、
Uさんにぴったりです。
「私は、この曲、是非、あなたに弾いてほしかったのです!」

吉松さんといえば、最近では、大河ドラマ「平清盛」の音楽を担当している作曲家ですが、
10年ほど前から、私は注目しています。 「この作曲家、只者じゃないわ」
無調音楽を中心とする現代音楽の非音楽的傾向に反旗をひるがえし、
「現代音楽撲滅運動」と「世紀末抒情主義」を提唱。
ドビュッシーやラヴェルやシベリウスにも通じる 甘美な旋律と 幻想的な和音進行が特徴です。

「あなたは右手を弾いてね。私は左手を。」
♪ポロポロポロン。
「あなたは左手を弾いてね。私は右手を。」
♪ポロポロポロン。

片手ずつの連弾は、初見でも 手っ取り早く音楽をたのしめる 便利な方法です。
2人で同じ曲に向かいながら、演奏中に、「ここ、いいよね!」と すかさず感想を言い合えるのも、
連弾なりゃこそ。

「この中間部は、今までの緩やかな雰囲気とは異種な感じね。
 ちょっと攻撃的というか…」と私。
「‘攻撃的’は言い過ぎでしょう。‘刺激的’ぐらいで どうですか?」と彼。
「あっ、それそれ! そうだよねえ」 
こういう会話をしながら、気持ちのいい音楽を楽しみながら、むふふふと笑いながら連弾しています。

「どれみふぁクラブ」(3歳児のグループレッスン)から我が家に来ていたUさん。
もう何度目の春でしょう。
おかあさまと手をつないで、はにかみながら ほほえんでいた ちっちゃな坊やが、
いつのまにか、見上げるような 頼もしい おにいさんになっていました。


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