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2012.04.05 美しい夕暮れ
Nさんの歌のレッスンで、きょうもまた、幾つもの 心やすらぐ美しい音楽を ごいっしょに楽しみました。

テキストは『世界の叙情歌全集Ⅰ』(ドレミ出版)、
 第1部…イギリス・フランスの歌
 第2部…ドイツ中欧の歌
 第3部…イタリア・南欧の歌
という編集で、約100曲。

今は第1部の曲目を順に進んでいるところで、
「愛の讃歌」「アビニョンの橋で」「アルカデルトのアヴェ・マリア」「王の行進」「オー・シャンゼリゼ」など、
フランスものが続いています。

ひとくちにフランスの歌といっても、
小粋なシャンソン、優しいフランス民謡、ルネサンスのミサ曲など、
それぞれに味わいがあって、奥が深いなと感じます。

なかでも、きょうは、ドビュッシーがまだ10代の頃に作曲した「美しい夕暮れ」という歌曲に出会い、
その甘美な世界の入り口に立って、
Nさんと私は、「な、なんだか、凄そうですね…」と、うれしい眩暈のようなものを感じながら、
まず音取りから始めました。
かなり難しそう…。

key は、#が4つのホ長調。
テンポは、Andante ma non troppo。
3/4拍子。

ピアノ伴奏の譜面は、「アラベスク 第1番」と外見が似ています。
ふわ~っと、羽衣が天空を舞うような…。

歌は8分音符で流れ、伴奏は3連符でアルペジオ。
…つまり、割り切れない ファジーなリズム感 ということですね。
臨時記号が頻繁に出てきます。
…つまり、ありふれていない 洒落た和音進行 ということですね。

この感じが好きです!

私はドビュッシーが本当に大好きです。
フランス近代印象派の絵画とも相通ずる 輪郭のはっきりしない イメージ。
水、鏡、風、夢、虹、希望。
たしかにそこにあるのだけれども、てのひらの上に乗せてみせることはできません。
見えないけれど信じています。夢みています。
だからそれを音に表現しています。

祈りにも似た気持ちで創られた音世界。
作曲者の想いに少しでも近づきたくて、
楽譜の行間を読むように目をこらして、
何度も何度もピアノを弾いたり歌ったりしています。

Nさん、また来週、ご一緒に歌いましょうね♪


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