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Eさん(小3)のレッスンで、「アルプス一万尺」をしました。
♪せっせっせ~のよいよいよい
で始まる手遊びの楽しさを思い浮かべて、
ピアノ弾き語りアレンジ。

口で ♪アルプス一万尺~ 小槍の上で~ と歌いながら、
両手で ズンチャン ズンチャン の伴奏です。
左手のベースラインも、ちょっと おしゃれな動きにしてみました。

先週、楽譜を渡したばかりなのに、
きょう、Eさんは すっかり手慣れた感じで、
リズミカルに 楽しげに 弾き語りができていたので、感心しました。

「たった1週間で、こんなに上手に弾き語りができるなんて、すごい!
 口と手 ぜんぜん違うことが 同時にスイスイ!
 どうして、すぐにできちゃったの!?」 と 私が褒めちぎると、
自分でも なぜ できたのか わからないんです、
と返答に困ったような表情で首をかしげながらも、うれしそうなEさん。

できてしまうと、なぜできるのか自分でもわからないことってありますね。
私にとっては、自転車がそれです。
じつは、私は 30歳になるまで 自転車に乗れませんでした。
 
三輪車ならともかく、自転車は あんなにペッタンコの外見、
あんなに安定感の悪いものが、なぜ 右や左に倒れないで ちゃんと走れるのか、
初めの30年間、私は どうしても わかりませんでした。
もちろん、30年間も練習したというわけではなく、
私には無理!と思い込んで、子どもの頃から、ずっと、あきらめていたのでした。

けれど 30歳の時、ふと思い立って、
ご近所のFさん(‘自転車 乗れません’仲間)と一緒に、赤坂公園で練習しました。
転んでもいい。まっすぐでなくてもいい。
右に左に、あっちこっち、でたらめに進んでもいいから、とにかく ペダルを踏んでみよう!
と決心して、ひと足ふた足、踏み始めてみたら、
あら不思議、ぐんぐん 自転車が進んでいきました。

あの時の感動は忘れられません。

自転車を漕ぎながら 2人でおしゃべりを楽しむような心の余裕は無く、
というか、技術的に無理で、自転車を走らせることだけで精いっぱいで…。
Fさんと私は、ただただ ワハハハ顔で、
「わぁぁぁぁぁぁぁぁ!」とか「おっとっとっと…」とか言いながら、
広々とした公園をジグザグに走り続けました。

ピアノを両手で弾くことも、
両手で弾きながら歌をうたうことも、
初めはすごく難しいことだったかも知れませんが、
あきらめないで練習していると、
ふっと、ある日突然、
なぜだか わからないのだけれど、できちゃう瞬間が訪れます。 理屈じゃなく。

Eさんのステキな弾き語りを聴かせてもらっていて、
小槍の上でアルペン踊りをおどっているような、
一緒に歌いながら せっせっせをしているような、
そんな楽しさがあふれてきました。


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