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2012.08.03 ハプニング
私は、ピアノをノーミスで弾くということには、あまり こだわっていません。
自分が弾く時も、生徒さんが弾く時も。
そりゃ、もちろん、ノーミスで弾けたら一番カッコいいでしょうけれど、
でも、1曲まるごと ミスタッチなしの完璧な演奏 というのはなかなか難しいものです。

人間誰しも、間違うときは間違うし、
たくさん練習していても、なぜかミスをしてしまうこともあるし、
緊張すると、ふだんは弾けていたはずの曲でも 不思議なミスタッチをしてしまうこともあるし、
緊張していなくても、気持ちよく弾いていても、自分でも意外に思うミスをすることもあるし。

というわけで、
「いつもいつも同じ箇所でミスをするなら、
 そこだけ抜き出して重点的に練習する必要があるけれど、
 今だけの たまたまのミスだったら、気にしなくていいよ」
「間違えたら、笑おうね」
と、どの生徒さんにも勧めています。

私自身、大事なコンサートの本番でも、ミスタッチをやらかすことは多々ありますが、
たいてい、笑って、切り抜けています。
自分の心の中だけの密やかな笑い、ふくみ笑い、微笑、大笑い、
場合によってさまざまですが。

指導者の私がこんなふうですので、
生徒さんたちも皆、ミスタッチを恐れず、
レッスン中に偶発的にユーモラスな音が鳴っても、悪びれず、ガッカリせず、
「アハッ」とか「エヘッ」で通り過ぎます。

さて、きょうは、
Eさん(小1)が、またまた笑わせてくれました。

ブルクミュラーの「小さな集い」を、スラスラ上手に弾いていて、
ほとんどノーミス。
凄いわね!お見事!と心の中で褒めていたら、
あらら? ラスト間近で、思いもよらぬミスタッチが。
変な鍵盤を触ったということは、変な音が鳴るということです。

思いがけない愉快な音に、私は一瞬 ナンジャラホイ?と思いましたが、
Eさんたら、すかさず私のほうを向いて、変顔をやってのけました。
ひょっとこみたいな。

音楽は止まることなく、そのままスイスイ、ラストまで。
上手に弾き終わったので、私がパチパチと拍手をしたら、
Eさんは、「いっやー、とちゅうでハプニングがありまして…」ですって。
ちいさな大物ですね。


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