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2012.07.02 「つ」の反対
Rさん(小1)のレッスンで、
ブルクミュラー教本の3曲目「パストラル(牧歌)」を練習していた時、
中間部5小節目の左手、♪♭シシシラソ の部分の指づかいが難しかったです。

というか、この曲、そこに至るまでにも、いくつも難しい運指の部分があり、
「牧場で、牛さんが のんびり 草を食べてるみたいな曲だね」と
私が最初に曲の雰囲気を説明した割には、
のんびりと気楽に弾ける曲ではなくて、
Rさんには、ちょっとシンドイ曲だったかな?
曲の魅力を感じる前にキライになってしまわないかな?と心配しました。

そこで、レッスン中は、Rさんが弾いている横で メロディーを歌って励ましながら、
「がんばれ! そこで1の指を回す!」とか
「そこんとこ、なぜか4が便利!」とか、
初心者には意外に感じられる運指の部分は、早目早目に指番号を耳打ちしました。
(楽譜の中にも、ポイントになる指番号は、もちろん 書き込んでいるのですが)

そのようにして 何度も繰り返して練習しているうちに、指が慣れていき、
すらすらと流れるように弾けるようになっていきました。
そうなると、もう指番号の掛け声は不要で、
私は、「いいね!」「やったね!」「かっこいい!」などと
曲の要所要所で あいの手を入れるのみとなり、
お互いにうれしい気分です。

ところで、きょう、例の ♪♭シシシラソの部分になったとき、
私が また いつものクセで
「左手、指ねじって!」とか「♭シが2! ラが1!」などと 指示しようとしたら、
Rさんが「‘つ’の反対やねぇ…」と、呑気でしあわせそうな声を出しました。
「えっ? ‘つ’の反対って何?」

よく見ると、Rさんのかわいい左手の人差し指と親指は、
黒鍵のシと 白鍵のラの上に 正しく置かれていて、
その2本の指は、平仮名の‘つ’の鏡文字の形になっていました。
なるほどぉ。

この曲、難しすぎたかな?という私の心配は、杞憂でした。
Rさんは、牧場で草を食べてる牛さんみたいに、のほほ~んとした表情で、
この曲のゆったり感をたっぷり楽しんで、
きょうは、8回も弾きました。
途中で「つ…」とか、つぶやきながら。


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